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耳介で集められた音(空気の振動)は、外耳道を通って鼓膜に達します。耳介はその構造上、主に2000Hz〜5000Hzの音域を、外耳道は2000Hz〜3000Hzの音域をそれぞれ増強します。耳に入った音は、鼓膜に到達するまでに、大体3000Hz周辺をピークに20dB程度増幅されます。その音は、鼓膜を振動させ、その振動は耳小骨(ツチ骨、キヌタ骨、アブミ骨)のテコの原理により、約1.3倍の強さに増強されて内耳へと伝えられます。これが伝音器と呼ばれる外耳・中耳のしくみで、耳に入ってきた音を効率良く感音器に伝えるのがその役割です。この伝音器に障害が生じるのが伝音性難聴で、主な原因は外耳道閉鎖症や中耳炎です。伝音性難聴では、弁別能(言葉の聞き分け能力)に問題が無い為、補聴器の効果は比較的に良好です。次に、内耳に伝えられた音はリンパ液の中を伝達され、内耳の細胞で電気的刺激へと変換されて、聴神経と通過し、脳に伝えられて音声として認識します。内耳から脳までの器官を感音器呼び、ここに障害が生じれば感音性難聴になります。感音性難聴は、弁別能の低下や補充現象(音の強さの変化を異常に大きく感じること。内耳性難聴の特徴。)を伴うことが多く、伝音性難聴と比べ、補聴器の効果は上がりにくいとされています。加齢による老人性難聴も感音性難聴の一種といわれています。上記の伝音性難聴と感音性難聴が合わさったものが混合性難聴です。普段少しでも聴きにくいと思ったり、人に言われたりする場合、早めに耳鼻科の医師の診察を受け、しかるべき処置をとられる事をお薦めします。
 
      難聴は、以下の3つに大別できます。